牛乳アレルギーの子供がクリームのお菓子を食べてトラブルに…

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牛乳アレルギーの事例

2025年2月5日、香川県の保育所で起きた事例があります。

3歳児のお子さんがクリームをサンドしたビスケットを食べました。職員はお子さんが牛乳アレルギー持ちであることは把握していましたが、誤って提供してしまいました。クリームが乳成分を含んでいることに気付けませんでした。

お子さんは肌がかぶれてしまいました。保育所の方で預かっていた薬を服用した後、病院を受診。体調は落ち着いていて、深刻な問題とならずに済みました。

実は牛乳アレルギーの原因は牛乳に含まれるタンパク質。お菓子のクリームが牛乳を原料としていなくても、そのタンパク質が含まれていた場合、アレルギーの原因となる可能性はあります。

職員はお菓子のクリームでアレルギーを発症するとは想像もしていなかったはずです。プロとして注意を怠るべきではないと指摘することは簡単ですが…。

牛乳アレルギーとは

牛乳アレルギーとは、牛乳に含まれる成分に対する体の反応です。主に乳幼児期に確認されます。数年たつと無くなることが多いです。

アレルギーの原因は、牛乳に含まれるカゼインです。このアレルギーを持つ人は、乳清(ホエイ)に対してもアレルギー反応を示すことが多いです。

症状は主に皮膚や胃腸に現れます。例としては、発疹や下痢です。アナフィラキシーショックを起こすこともあります。

上で紹介した事例のように、牛乳が使用されていなくても、乳成分を含む食品が原因となることもあります。

乳糖不耐症とは異なる

「牛乳やヨーグルトを摂取した後はお腹の調子が悪い」という人がいます。これは、乳糖不耐症の可能性があります。

乳糖不耐症とは乳糖を適切に消化できない体質のことです。哺乳類(人間・動物どちらも含む)の乳には乳糖(ラクトース)が含まれています。体内のラクトースを消化する酵素(ラクターゼ)の働きが弱いと、下痢が起きたりします。

乳糖不耐症は哺乳類としてはどちらかというと当然の体質であり、この体質の人は多いです。

牛乳アレルギーは乳糖不耐症とは別です。

牛乳アレルギーの様々な事例

牛乳アレルギーの発症事例はいくつも存在します。牛乳は一般的に、健康的で子供が積極的に摂取すべきもの、として認識されているため、誤りが起きやすいのかもしれません。

秋田県大館の市立保育園の場合

2024年の7月20日、保育園職員が牛乳アレルギーを持つ1歳のお子さんへ、誤って牛乳を飲ませてしまいました。

報道では、お子さんは病院へ救急搬送され、アナフィラキシーショックの処置をうけたとのこと。翌日の21日には退院し、22日には通園を再開しました。

市は園長を含む5名の職員を、23日付けで戒告の懲戒処分としました。厳重注意という意味です。

新潟県上越市の小学校の場合

2023年の9月、給食が原因でアナフィラキシーを起こしたお子さんが、病院へ搬送されました。

原因は牛乳ではなく、スープでした。スープにはクリームコーンが材料して使われていました。クリームコーンとは、コーンのペーストを味付けした、主に業務用の食材です。

それまで使用していた別メーカーのクリームコーンには牛乳が入っていませんでした。しかし、新たな製品は牛乳成分を含んでいました。

市の報告書では、お子さんは食後に腹痛でトイレに10分間こもりました。教室へ戻ってきたお子さんの様子を見て、教師が異変に気付きました。預かったエピペンがありましたが、副作用の心配などから躊躇ってしまい、使用した時は約18分経っていました。

エピペンはもっと早く使用すべきだと指摘されています。間違って打っても大変なことが起きるわけではないため、ためらわずに使用すべきだそうです。

市と給食調理の受託業者は保護者とトラブルになった後、99万円の賠償を支払い和解しています。

牛乳アレルギーへどう対応すべき?

基本的には牛乳や、乳成分を原材料とする食品を控えるべきです。上述の通り、牛乳アレルギーの方は乳清(ホエー)に反応することもあるため、乳清を原料とするプロテイン(ホエイプロテイン)も避けた方がいいかもしれません。

体調が気になる場合はまず病院でお医者さんに診察してもらいましょう。もし本当に牛乳アレルギーであれば、症状への対応策を指導してもらえます。

牛乳を含む食物アレルギーへの対策は研究が盛んです。いつか根本的に解決できる日が来るかもしれません。