ピーナッツアレルギーの事例まとめ

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ピーナッツアレルギーの事例

ピーナッツアレルギーを持つ19歳の大学生が、2024年11月5日にグルテンフリーのブラウニーを食べた後、アナフィラキシーショックを起こし、数日後に亡くなりました。アメリカ、ウィスコンシン州での出来事です。複数の米ニュースメディアが伝えています。

ブラウニーは、彼女の友達を含む学生たちが用意したもの。グルテンフリーに仕上げるため、小麦粉の代わりにローストピーナッツの粉が使用されていました。

彼女はブラウニーを食べた直後に異変を感じ、両親に連絡しました。横になって休んでいましたが、呼吸困難などにより、最終的に意識を失いました。

アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるアレルギーを持つ人は、通常、エピペンを持ち歩きます。彼女もエピペンを携帯していたそうです。しかし、エピペンではなく別の抗ヒスタミン薬「ベナドリル」を服用して、横になったと報道されています。

両親は急いでキャンパスに駆けつけました。救急隊員も救命措置を行いました。しかし、病院へ到着するまでに心肺は停止してしまいました。

この事件はアメリカの複数のニュースメディアが伝えています。彼女の両親は心をとても痛めました。「このような悲劇を繰り返してはいけない」と言葉を残しています。

アレルギー対策はしていたが…

彼女が3歳の頃、ピーナッツアレルギーを持つことが分かりました。それからずっと、エピペンを携帯していました。

食品を選ぶ際は常に注意をしていました。

父親によると、彼女はピーナッツバターが使用された食品を嗅ぎ分けることは出来ました。しかし、不幸なことに、ブラウニーにはローストピーナッツパウダーが使用されていました。だから気付くことが出来ずに、1口だけ食べてしまいました。

ピーナッツアレルギーが社会問題に

ピーナッツアレルギーの症状は、生命を脅かす場合もあります。そして、特にアメリカでは、その数は増加しています。大きな社会問題となりつつあります。

アメリカではピーナッツアレルギーを持つ人の割合が増加しています。1997年は0.4%、20年後の2008年は1.4%でした。約3.5倍です。この事実をWhite paper on peanut allergyが報告しています。

増加している原因は特定されていません。複数の要因が関係していると考えられています。

ピーナッツは一般的な食べ物です。加工されて、様々な食品に使用されています。そのため、ピーナッツアレルギーを自覚していたとしても、それを全て避ける事は容易ではありません。